外交・安全保障

存立危機事態 全く意義がない国会審議

衆院予算委員会での立民岡田氏と高市首相の「存立危機事態」についてのやりとりが、ちょっとした日中外交問題になった。(時事通信報道)結論から言えば、岡田氏の質問は進歩のない、昔ながらの質問であり、どんなことに役立つのか不明なものだった。また、高...
外交・安全保障

早苗とドナルドの初対面

10月4日の自民党総裁就任から3週間半、総理大臣就任から僅か一週間、高市氏はトランプ大統領を東京で出迎えた。カメラの前で終始笑顔を保ち、トランプ大統領と要所要所できっちりとアイコンタクトをしている様子が印象的だった。握手の仕方、その他の所作...
ノンジャンル

小泉氏 自民党の終わりの始まり

事前に誰かが用意したメモを見なければ、ろくに自分のビジョンを話せない小泉氏。中身が空っぽだが、従順で敵を作らない。神輿として担げば、この上なく使いやすいヤツと見る自民党重鎮は多いことだろう。もし小泉氏が総裁になれば、自民党の何も変わらないだ...
外交・安全保障

トランプのワン・エイティ

あれだけ和平仲介に注力していたが、突然、トランプ大統領は露ウ戦争に対する姿勢を180度方向転換したように見える。そもそも、来週になったら、また違うことを言っている可能性もあり、いちいちどこまで真に受けるべきかはわからない。以下が、Truth...
日本経済

サヨナラ石破首相、でも株価はハシャギ過ぎ

「今こそがしかるべきタイミング」と言って、石破さんが辞任を発表した。党長老たちに辞任を迫られ、「総裁選挙前倒し要求」というかたちで党内の分断を世間にさらす直前のことだ。こう言えば、どことなくもっともな理由でありそうな感じもするが、決してそう...
日本経済

日銀の「詰み」+政府の愚策=大惨事

約1,100兆円の国債発行残高のうち、その半分の560兆円を引き受けた日銀の「詰み」状態がいよいよ現実問題として顕在化しつつある。4連続で利上げを見送った植田総裁の会見は憂鬱な気分にさせる。植田和男総裁は会合後の記者会見で、トランプ米政権の...
日本経済

関税交渉での政府の無思考には呆れた

7月23日トランプ氏の投稿で日本に伝わった15%の関税で株式市場は2日間の熱狂を続けている。不確実性がなくなったからという理屈はあるが、筆者にはどうも腹落ちしない。むしろ関税率ばかりに注目した反応には、大きな落とし穴があると感じている。 自...
外交・安全保障

トランプ政権のカブキ戦争

日本の歌舞伎舞台では、戦いは全て象徴表現だ。ヒーローは「おもちゃ」と見間違えるような刀を振りかざし、舞踏のような優雅な身のさばきを披露しながら、相手を次々と斬る真似をする。追手は次々と自ら空転を披露しながら、見事に討ち取られた真似をする。戦...
外交・安全保障

対イラン政策 崖っぷちに立つアメリカ

米国が一気に好戦ムードに包まれた。「イスラエルは予想以上の戦果をあげている」、「イランは窮地に立たされている」といったメディアの論調だ。背後のユダヤ系資本や軍産複合体の影響を感じる。そして、イスラエルが奇襲を行った直前まで「交渉」をするとし...
外交・安全保障

イスラエル vs. イラン 危険

これまでイスラエルはイランと直接交戦すべきではないと言われてきた。その理由は、イランのミサイル攻撃力が質と量ともに大きく優位にあり、イスラエルだけでは対抗できないからだ。この週末だけを見ても、ドローンなどによる飽和攻撃で対空システムの機能が...