トランプ阻止に手段を選ばない民主党政権

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 日本時間5月31日朝、トランプ氏が「口止め料不正会計」裁判において陪審員による有罪評決が出されたと報じられた。米国はここまで落ちぶれたか・・・、と筆者は落胆した。

 普通であれば立件そのものが裁判所で却下されるほど立証内容が乏しい、と心ある法律専門家に指摘されてきた裁判だ。また、判事の娘は民主党を顧客とする政治コンサルタントだそうだ。その上に、告訴内容に結びつかないことが明らかで、トランプ氏に泥を塗ろうとする証人尋問と審理が続いていた。陪審員への印象操作だ。

 民主党は、トランプ絶対阻止の姿勢だ。そのためには、もはや手段を選ばない。司法制度を不正に使って政敵を投獄しようとしている。ロシアで反対勢力の有力者ナワリヌイ氏が投獄され、後に獄死したことと同じレベルの出来事だ。ついにここまで来てしまったのか。

 最も注目すべきは、「なぜ民主党はビジョンや政策、そして大統領候補の人格や能力の王道で戦えないのか?」という点だ。大量の移民を野放図に受け入れので町が荒れ、治安が悪化していること、財政拡大でインフレが起きて収まらないこと、ウクライナと中東での外交の失敗で紛争が悪化していることなどをみれば明らかだ。民主党の政策がことごとく失敗していて、当人たちがそれを認めていないことが原因だろう。

 民主党が王道から外れているもう一つの理由は、バイデン氏の年齢的な衰えだ。すでに現時点で必要な執務能力はないだろう。実態は、オバマ氏などの民主党有力者とホワイトハウスの側近たちで日々切り盛りしていると推測される。すでに、バイデン氏は、操り人形状態なのだ。

 筆者は、実のところ民主党はこうした不具合を「認めていない」というより「見えていない」のだろうと感じる。民主党はエリート・貴族の政治を進め、現実から大きく遊離してしまった。

 バイデン氏の息子ハンター・バイデン氏は、素行が悪く、脱税など刑事事案を持っている。大統領の息子である立場を利用して、外国勢力から多額の資金を受け取っていることも知られている。そのことにバイデン大統領自身も関与したのではないかという疑惑も燻っている。

 おそらく共和党側も、これらのことも含め強く反撃するだろう。米国内の政治状況はさらに緊張が高まり、混乱していく事が予想される。国内経済にとっても、国際関係にとっても大きなマイナス影響を及ぼしそうだ。

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