弱腰外交は挑発的。無知な政治家も挑発的。
2021年バイデン大統領はプーチン大統領と何度か会談を行った。ウクライナ国境近くにロシア軍部隊が集結しているさなかだ。アメリカは直接介入はしないなど、何故か「しない」ことばかり公言した。結局、ロシアの侵攻を抑止することができなかった。さまざ...
危険な火遊びを続ける米国とNATO
9月18日ロシア領内モスクワの西約400キロにあるトロペツにある兵器倉庫をウクライナがドローン攻撃したと報ぜられた。大きな炎が上がっている様子が動画で公開されている。爆発の規模が大きく、周辺住民は避難しているという報道も出ている。 (wa...
ロシアへの侵攻の愚策
ウクライナがロシア側クルスク方面に侵攻した。詳細はわからないが、1〜2万の兵士と装甲部隊が投入されたようだ。戦術的な目的は必ずしも明言されていない。クルスクの西にある原発を制圧しようとしての動きではないか?と推測する向きもある。しかし、その...
北大西洋条約機構 NATO の大きな2つの過ち
北大西洋条約機構 (NATO) はワシントンで75周年の式典を開催した。ウクライナ戦争の終結に逆行する2つの大きな過ちを犯した。これらの過ちは、後々の大きな禍根となりそうだ。 過ちの一つは、ウクライナが将来的にNATOに加盟することを一層...
ウクライナ戦争 21世紀の奇妙な戦争
G7サミット直後にスイスで行われたウクライナ平和サミットの前後で様々な動きがあった。「平和」どころではなく、ウクライナの戦争はさらなる泥沼化の道へ進み始めた。米国がリーダー役。そしてNATOヨーロッパ諸国も共犯者としか言いようがない、筆者は...
国際人道法では解決できないイスラエル・ガザ紛争
ICC (国際刑事裁判所) がイスラエルのネタニヤフ首相とガンツ外相、そしてハマス指導者たちに対して逮捕状を請求したと報道された。筆者は強い憤りを感じている。 この動きは、現状の解決に役立たないだけでなく、国際社会の真の課題をわかりにくくす...
岸田首相訪米と台湾有事のリスク
先週の岸田首相の訪米に関する報道をみて、様々な違和感を感じた。日本の現政権や外務省は、現状の危険さをよく把握できていない。現米政権は、ネオコン思想の危険な戦略を進めようとするが、リベラル人道主義や理想論が邪魔をしている。その結果、中途半端な...
ロシアのウクライナ侵攻開始から2年 出口は遠のく?
2022年2月24日キーウに向けロシア軍が侵攻を始めてちょうど2年が経とうとしている。「2年」と書いたが、ロシアの積極的な実力行使や工作活動は2014年から始まっている。クリミア併合を宣言した2014年3月から数えれば、もうすぐ10年になろ...
連鎖する「失われた米国抑止力」
米国は抑止力を発揮か? 紅海で活動するフーシ派 でわずかな希望と大きな懸念を書いた。あれから、今日時点で5回程度の空爆がフーシ派に対して行われた。しかし、フーシ派による紅海航路への脅威はなくなってはいない。むしろ、イスラエルのガザ攻撃が続く...
米国は抑止力を発揮か? 紅海で活動するフーシ派
米国ホワイトハウスが1月3日にイエメンの反政府勢力フーシ派に対して最後通牒的な声明を発した。この声明は、米国と12カ国の共同声明のかたちをとっている。12カ国には、フランスを除くG7諸国、オーストラリア、バーレーン、ベルギー、デンマーク、オ...