外交・安全保障

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ウクライナ戦争 21世紀の奇妙な戦争

G7サミット直後にスイスで行われたウクライナ平和サミットの前後で様々な動きがあった。「平和」どころではなく、ウクライナの戦争はさらなる泥沼化の道へ進み始めた。米国がリーダー役。そしてNATOヨーロッパ諸国も共犯者としか言いようがない、筆者は...
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国際人道法では解決できないイスラエル・ガザ紛争

ICC (国際刑事裁判所) がイスラエルのネタニヤフ首相とガンツ外相、そしてハマス指導者たちに対して逮捕状を請求したと報道された。筆者は強い憤りを感じている。 この動きは、現状の解決に役立たないだけでなく、国際社会の真の課題をわかりにくくす...
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岸田首相訪米と台湾有事のリスク

先週の岸田首相の訪米に関する報道をみて、様々な違和感を感じた。日本の現政権や外務省は、現状の危険さをよく把握できていない。現米政権は、ネオコン思想の危険な戦略を進めようとするが、リベラル人道主義や理想論が邪魔をしている。その結果、中途半端な...
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ロシアのウクライナ侵攻開始から2年 出口は遠のく?

2022年2月24日キーウに向けロシア軍が侵攻を始めてちょうど2年が経とうとしている。「2年」と書いたが、ロシアの積極的な実力行使や工作活動は2014年から始まっている。クリミア併合を宣言した2014年3月から数えれば、もうすぐ10年になろ...
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連鎖する「失われた米国抑止力」

米国は抑止力を発揮か? 紅海で活動するフーシ派 でわずかな希望と大きな懸念を書いた。あれから、今日時点で5回程度の空爆がフーシ派に対して行われた。しかし、フーシ派による紅海航路への脅威はなくなってはいない。むしろ、イスラエルのガザ攻撃が続く...
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米国は抑止力を発揮か? 紅海で活動するフーシ派

米国ホワイトハウスが1月3日にイエメンの反政府勢力フーシ派に対して最後通牒的な声明を発した。この声明は、米国と12カ国の共同声明のかたちをとっている。12カ国には、フランスを除くG7諸国、オーストラリア、バーレーン、ベルギー、デンマーク、オ...
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イスラエル vs. ハマスの戦いと背後のイラン

テロ集団ハマスによるイスラエル市民への蛮行虐殺と誘拐の事件から1ヶ月以上が経過した。ハマスの地下司令部の上に建つというアル・シファ病院にイスラエル軍が到達した。マスコミ報道とSNS情報は、真っ向から矛盾する戦況情報で溢れていて、現地のその場...
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イスラエル-ハマス戦争の行方

イスラエルやパレスチナの問題について書くのは、とても難しい。たまたま筆者は2014年に観光でイスラエルを周遊した。その時に肌で感じたイスラエルと、報道を通して、わたしたちの目に映るイスラエルとはあまりにも異なり、違和感を感じた。調べているう...
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北朝鮮からロシアへの軍事物資供給

昨年できた地割れは、休眠していた断層を活性化させ、加速しながら広がっているようだ。最初に大きく表面化した地割れはウクライナでの戦闘。世界には多くの断層があるが、その一つは韓国と北朝鮮の間の38度線だ。 「ロシアと北朝鮮 被制裁国同士の合理的...
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英国海軍の「連続航行抑止」に学ぶ

9月末のこと、次のような報道を偶然に目にした。「核ミサイル撃てる潜水艦」酷使でヘロヘロ状態!? 批判殺到も休ませられない理由とは」 英国海軍のヴァンガード級潜水艦が半年以上の任務を終え、藻とフジツボだらけになってやっと母港に帰還したというニ...